仏教の御守り『ドージェ』

こんにちは。

本日はブランド設立からのZOCALO代表アイテムの1つドージェについて書きたいと思います。


ドージェは様々な形状があり仏教では男性性を表していると言われてます。

 

ベルは女性性を表してます。




もともとは、古代インドから日本に伝わって来たものでドージェは金剛杵(こんごうしょ)と呼ばれる事になります。

この法具はなぜ日本に伝わって来たか。
約1200年前に真言宗の開祖、弘法大師・空海が密教と一緒に唐から持ち帰り伝えたものです。
その空海さんが日本に伝えていった「密教法具」の一つがドージェです。


空海さんの伝説にもドージェは登場してます。
密教を広く伝えていくのにふさわしい地を探すため、三鈷杵を唐の明州の浜から日本に向けて投げました。


*空海さんが投げた時の絵です。

 


そして三鈷杵は海を飛び越え高野山の松に引っかかったと言う伝説があります。


*空海さんが三鈷杵を発見した時の絵です。



この伝説は「弘法大師行状絵詞」と言う書物の「三鈷杵投所」として記載されてます。
ちなみにこの三鈷杵は今も存在していてその名を『飛行三鈷杵』と呼ばれ重要文化財とされています。




飛行三鈷杵(ひぎょうさんこしょ)
一カ所突起が破損しているのが特長です。


さてそこでこの密教法具とはどのようにして法具として用いられるようになったのか。
もともとは、仏教の創設時に古代インドの武器が変形したものと言われており仏具になってからは煩悩を打ち破る武器として法具になります。


また宗教によりこの法具は呼び名が変わります。
ヒンドゥー教ではヴァジュラ
仏教では金剛杵
チベット密教ではドージェ
欧米ではサンダーボルトと様々な呼び名があります。


このサンダーボルトとは、ヒンドゥー教の神様でインドラと言う神様がいます。そのインドラは雷を操る雷霆神で手に持っている武器がドージェです。



その武器であるドージェを投げる事により稲妻が発生されるため
稲妻=サンダーボルトと言う説です。


 

このように様々なバックボーンを知るとまたアクセサリーの魅力が増して楽しくなりますよね。




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